【ノーコード開発/業務効率化】『Make』を使った未来のシステム開発を解説!
こんにちは。
この記事は以下の方々に向けた記事となります。
- プログラミングは苦手だけど、なにか面白いITサービスを作ってみたい方
- ノーコードプログラミングを体験したい方
- 定型作業を自動化(RPA化)したい方
今回紹介する『Make』はプログラミングが得意でない方でも、直感的に利用できる画面を使って「ノーコード」でのアプリ開発や業務自動化をすることが可能です。
本記事を書いている私自身、『Make』を利用開始してから2年ほど経っており、今でも週末になると自分が面白いと思うサービスを作ってます。
◆ LINEとChatGPTを繋げた自動応答
◆ X(旧Twitter)の自動投稿
◆LINEへの天気予報配信bot
◆ブログ自動投稿(記事作成中) などなど。
同じような事にチャレンジしたいと思ってる方にお伝えしたいのが
まずは手を動かしてみること
です。最初からゴリゴリにシステムを作り込むのは難しいのですぐに飽きてしまいます。まずは、とりあえずやってみる!動くものを作ってみる!こんな感覚でやっていくのが良いと思います。
ここまで聞いて『Make』に興味が湧いた!という方は下からアカウントを作成してみてください。
※上記から登録すると、今なら1ヶ月間無料でProプランを利用できます。お試しにはちょうど良いかと思います。また、課金登録をしない限り、料金が請求されることはありませんのでご安心ください。
『Make』が人気な理由は?
『Make』の運営会社は元々チェコに本拠を置くIntegromat s.r.o.でした。2020年にドイツのソフトウェア会社であるCelonisがIntegromatを買収して2021年に『Make』としてリブランドされました。
自動化ツールとしては『Zapier』と並ぶ人気を誇り、ユーザー数は50万人以上となっています。
その人気の理由を以下に挙げます。
人気の理由①:直感操作でのノーコード開発
こちらがシステムを作る画面となります。
この1画面だけでシステム開発&稼働&スケジュール設定できてしまうのが『Make』の強みと言えます。複雑なところはほとんどなく、アプリをつなぎ合わせるだけで自分のオリジナルシステムを構築することができます。
コードを書いてプログラミングする場合はプログラム言語の文法を守って記述しないと動かすことはできません。そのため、サービスを開発するためにコードを書いて動かすまでに多くの時間を費やす必要があります。(この時間を否定しているというわけではありません)
「ノーコード」での開発を実践することにより、開発時間を短縮できてサービスを素早くお客さんに提供することができます。
人気の理由②:1,400種類のアプリ接続可能
この「Make」のプラットフォーム上で1,400種類以上のアプリを接続が可能で、以下に接続可能なアプリの一例を挙げます。AIで有名なChatGPT(※)への接続もノーコードで実現できます。
※2024年1月現在だとgpt-4の利用が可能。
この「Make」を利用して世界に1つしかない自分だけのシステムを構築することが可能となります。
人気の理由③:有料プランが安い
『Make』は基本無料で利用できるツールですが、利用回数に制限があります。また、より高度な自動化を求める場合には、有料プランへのアップグレードを検討する必要があります。2024年1月現在の料金体系は以下の通りです。
- Freeプラン: 基本的な機能と限られたタスク数にアクセスできます。小規模なプロジェクトや試用に適しています。
- Coreプラン: 月額10.59ドル(約1,600円※為替レートによる変動あり)。より多くのタスクと高度な機能が利用可能です。私自身もこのプランを利用しています。
自動化ツール好きの私ですが、月1,600円程度でこれだけ遊べるの!?というのが個人的な感想です。使い方によっては無料版でも問題ないと思うのですが、Coreプラン以上の有料版がオススメです。
先程述べた通り、『Make』では数多くのアプリケーションとの接続が可能で、使い方によっては非常に幅広く利用できます。自分の利用頻度やニーズに応じてプランを選ぶことをお勧めします。
年額プランについてもお伝えします。月額プランに比べて年額プランは全体的に少し安くなります。例えば、Coreプランを年契約するとは月額は約1,300円(※為替レートによる変動あり)です。
『Make』のアカウント作成
こちらのサイトにアクセスしたら「Country」だけ「Japan」を指定して他は適当に埋めます。そして「Sign up for FREE」を押してください。
Verifyメールが飛んできてアンケートに答える必要がありますが、適当で大丈夫です。
以下の画面に到達できればログイン完了です。かっこいいダッシュボード画面ですよね。「Subscription」のところを見ると1ヶ月間Proプランになってます。
繰り返しになりますが、アップグレードの設定をしない限り、料金はかかりませんのでご安心ください。遊んでみて「これは面白い!」と思えばその時に課金を考えればOKです。
それでは「Make」を楽しんでいきましょう。
簡単なシステムの構築
さて、実際にMake上でシステムを構築してみましょう。雰囲気だけ分かれば良いので、簡単なシステム構築をしたいと思います。
今回構築するシステムは
『ファイル名がタイムスタンプとなる空ファイルを5分毎に作成する』
です。とてもシンプルですが、最初のほうで述べた通り「まずは動かしてみる!」の精神が重要です。
さて、実装しやすいように実現したいことを以下のように分解します。
こんな流れでやっていきましょう。
STEP1:新しいファイルを作成
まず、画面右上の「Create a new Scenario」を押してください。
画面の大きい「+」ボタンでアプリを選択します。虫眼鏡マークのところに「Spread」と入れるとGoogle Sheetsが検索できます。今回はGoogle Sheetsを使いますが、Excelでもほとんど同じです。
次に『Google Sheets』モジュールの<Create a SpreadSheet>を選択してみましょう。
Google Sheetsを使用する場合はAddボタンを押してGoogleアカウントを登録する必要がありますのでここで認証しておきます。
これでファイルを作成するモジュールの配置ができました。簡単!
STEP2:ファイル名をタイムスタンプにリネーム
『Google Sheets』モジュールをクリックして、Titleを選択します。関数の一覧の中からnow関数(日付&時刻を取得する関数)を選択します。これでファイル名にはnow関数から取得した値が設定されます。
STEP3:STEP1〜STEP2を5分毎に実行
あとは左下のEvery 15 minutesを「Every 5 minutes」に変えて「Scheduling」スイッチををONにしておくだけです。この設定により、このシナリオは5分毎に実行されます。
実行中はこんな感じです(放置)
ちょっと時間をおいて確認してみると、、5分毎にタイムスタンプされたファイルが!
と、そこまで盛り上がるものではないですが、今回は基本編となります。「Makeってこんな感じかー」ぐらいに思っていただければ幸いです。
終わったら「Scheduling」スイッチをオフにするのを忘れずに!
寝てる間にもずーっとファイルが作られることになります。
今回はこれで終了です。
まとめ
今回は『Make』の解説を行った後にアカウント登録及び簡単なシステムの構築をしました。「こんな感じかー」程度に雰囲気を理解できたかと思います。色々下準備が必要にはなりますが、この『Make』上で今流行のAIやSNSのアプリを組み合わせて自分だけのオリジナルのシステム構築することができます。
※上記から登録すると、今なら1ヶ月間無料でProプランを利用できます。お試しにはちょうど良いかと思います。また、課金登録をしない限り、料金が請求されることはありませんのでご安心ください。