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『Make対Zapier』2024年版:究極の自動化ツール比較ガイド

SANA

こんにちは。今回は自動化ツールで有名な『Make』(旧Integromat)と『Zapier』のどちらのツールがあなたにとって最適かを判断するための情報を提供します。

近年、ノーコードの自動化ツールの多機能化及び直感的なUIにより企業のみならず個人でも自動化ツールを導入する人が増えています。その中でも『Make』と『Zapier』は特に最近注目を集めるツールとして知られています。

『Make』(旧Integromat)のユーザー数は50万人を超えており、ユーザーフレンドリーなUIとカスタマイズ性により、複雑なタスクフローを直感的に構築できる点が特徴です。

一方で、『Zapier』は、5000以上のアプリとの連携が可能であり、特に業務向けのアプリケーション間でのシームレスなデータ移動とタスク自動化に強みを持っています。

私も自動化ツールの愛用者として『Make』と『Zapier』の両方を使用して様々なサービスを作っています。そんな私が実際に両ツールを使った感想などを交えたレビューを通じて、読者の方々の選択の助けになればと思います。

それでは始めていきます。

客観的データによる比較

両ツールとも無料プランを提供している点は共通しています。ここでは、それぞれのツールの無料プランの次に位置する有料プランの詳細を比較した結果を紹介します。これ以外にもプランはありますが、主にプロ向け又は企業向けの高額のプランとなりますので初めて導入するには以下で紹介するプランがオススメです。

Make
Coreプラン
月料金(年間契約の場合)
9.0 USドル(1,341円※)
※149円/ドルで算出
接続可能なアプリケーション
1400種類以上
実行可能タスク数/月
10,000
作成可能シナリオ数
無制限
その他
・1シナリオ内に無制限のアプリ接続可能※
※1シナリオ40分以内に完了する必要あり
1分おきにシナリオ実行間隔の設定可能
・プレミアムアプリ※への接続が無制限
※ChatGPT、Gmail etc
・1,000タスク毎の追加購入可
・スケジュール設定可能
無料プランの内容
・1,000タスク無料で実行可能
・プレミアムアプリ※への接続不可
※ChatGPT、Excel etc
・アクティブにできるシナリオ数は2つ
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Zapier
Starterプラン
月料金(年間契約の場合)
19.99 USドル(2,978円※)
※149円/ドルで算出
接続可能なアプリケーション
6,935種類
実行可能タスク数/月
750
作成可能シナリオ数
無制限
その他
・1シナリオ内に無制限のアプリ接続可能
・1ヶ月間のバージョン管理
・シナリオ実行間隔はアプリに依存
・プレミアムアプリ※への接続可能3つまで
※SalesForce、Shopify etc
アカウント専用のChatボットが利用可能
・スケジュール設定可能
無料プランの内容
・14日間Proプラン体験可能
・プレミアムアプリ※への接続不可
※SalesForce、Shopify etc
・1シナリオ内に2種類のアプリのみ接続可
14日間のProプラン体験可能

上記のデータをみると、どちらとも魅力的に見えますね。ただ、『Make』の方が
月額コストも抑えられて沢山のタスクを実行できるという点で初学者向けなのかなと思います。
ノーコードで実行できるとはいえ、経験上ある程度のテストを実施する必要があるので、それなりにタスク量は消費します。

『Zapier』は沢山のアプリを接続できる点で優秀ですが、マイナーなアプリも多く含まれているという点で接続可能なアプリ数というのはそこまで重要視されるものではないと思います。

今時点で『Make』に興味が湧いた!という方は下からアカウントを作成してみてください。

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主観的データによる比較

ここからは私の主観に基づく『Make』と『Zapier』の比較を行います。

MakeZapier
画面操作性
画面レスポンス速度
シナリオ設計
かっこよさ
合計17個12個
『Make』と『Zapier』の比較

画面操作性

画面操作性に関しては『Make』が圧倒的に優れています。『Make』は無駄な画面切り替えが少なく、パラメータの設定が直感的に行えます。操作に迷うことがほとんどないため、効率的に作業を進められます。

レスポンス

レスポンス速度は『Zapier』の方が優位です。両ツールともレスポンス性能が気になるほどではないのですが、どちらかというと『Zapier』の方がサクサクしているかなと思います。特に複雑なシナリオを設計する際のストレスが少ないです。

シナリオ設計

シナリオ設計する際の使いやすさでは『Make』がやや優位です。『Make』では複雑なタスクフローも視覚的に理解しやすいUIとなっており快適です。また、用意されてる数式の関数etcについても『Make』のほうが多く、複雑なロジック作成が可能となっています。

ただ、最近の『Zapier』はAIを使ってシナリオを作成することも可能です(下の図)。文字を入れるだけで、シナリオの雛形を作ってくれるのは、自動化ツール使い始めの人にとってはありがたい機能かと思います。

かっこよさ

意外かと思いますが「かっこよさ」は重要な要素です。『Make』のUIは洗練されており、使っているだけでテンションが上がり、より面白いモノを作ろうと思ってしまうのは私だけでしょうか?特にお気に入りなのが『Make』のダッシュボード画面です。自動化しているシナリオの状況をこんな感じで一覧できるのは単純にかっこいいな〜と思うわけです。

まとめ

今回の客観データ及び主観データを通して『Make』の方が優れていると思いました。しかし、これはあくまで一個人の意見です。『Zapier』独自の強みもあります、特定の用途において『Make』より優れている機能もあります。今回の記事を読んで頂いた方が自分に合った自動化ツールを見つけられることを願っています。

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ABOUT ME
さな夫
さな夫
JTC SIer中間平社員
東京生まれ。30代。大学院修了後に今のSIer会社へ就職。普段はアプリ開発の設計を担当。奥さんと子供2人とほのぼのとした日常を過ごしながら技術系のブログを執筆中。
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